私は

小生は此処で孕みました。
貴方の子
貴方にそっくりの
小生の子
嗚呼、可愛らしい。
故の
小生の子

さあ、落としましょう。
汚い
けども美しい
貴方のいる世界へ

きっと
きっと可愛がってくださいね
こんなにも愛らしいのだから
小生と
貴方の子

嗚呼、なんと云う事だ。
僕と
君の子を
僕は落としてしまったのだ
あんなにも恨めしい
憎らしい僕と
綺麗な君との子を
落としてしまったのだ!

嗚呼、今頃
僕と
君の間の
何処かに呑まれて
何処か遠くへ入ってしまったのだ!

さあ、何処へ逝ったのでしょう?
小生と貴方は

私は
私は一体何を思い出したというのだろう。
わからない、でも只。
哀しくなったのだ。
愛しくなったのだ。
そう、
懐かしく
でも、わからない。
母と父の事など、
ましてや自分の事など!

涙は出なかった。


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