僕らは聖なる青い闇だ」
「ああ」
「全ての真理を知っている。君もわかっているはずだ」
「…」
「どうして真実を教えない?」
「…まだ時ではないからだ」
「嘘をつくな。怖いだけなのだろう?」
「…」
「真実を語らない事は彼の為にならない。君の為にもね」
「…」
「大丈夫。僕らは青い闇、カラスなのだから」
セネリオはその黒い翼を広げた。闇は灰色の世界を侵食していく。
風が吹いた。
セネリオは風を受け空へ舞い上がる。
空は黒くなった。
「さあ、ミシェルに伝えるのだ。その全てを。その真実を。」
秋彦も翼を広げた。灰色の大地が黒く染まる。
「…わかった。」
二つの青い闇は世界を黒く、黒くしていった。





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