怨み 妬み 悲しみ 苦しみ なんでも買いましょう
私は黒い闇の化身、滝夜叉丸
「ねぇ」
背の低いハムスターの幽霊が言った。
「黒い闇さん、僕と同じ様にしたい人がいるの」
滝夜叉丸は笑った。
「其れは怨み?」
かぶるは首を振った。
「僕と一緒に、永遠に一緒になりたいの」
かぶるは滝夜叉丸の手を握った。
「これは愛なの」
幽霊でありながら、温かい手。滝夜叉丸は面白いと思った。
「ならば是れを使いなさい」
滝夜叉丸はいつの間にか斧を持っていた。それをかぶるに渡す。
「是れで想いっきり首を刈りなさい」
滝夜叉丸はかぶるの肩を持つ。かぶるは嬉しそうに頷いた。
「さて、」
滝夜叉丸は歩き出した。
「面白い事になった」
純粋な幽霊のかぶると、邪悪な殺人鬼であるパンダ。
二人はどうなってしまうだろう。
答えはわかっていた。やがて、絶叫が響いた。
二人は「歪な愛」によって一つになったのだ。
歪な愛は、滝夜叉丸を満足させた。