灰色の世界に少年が座りこんでいた。

少年は手に包丁を持っていたが殺人鬼ではなかった。

「何か」に成れなかった少年は手が透けて見えた。

殺人鬼にならねば

しかし人を殺す勇気も無い

嗚呼、僕はこのまま透けていって居なくなってしまうのか

何も出来ずに、何にも成れずに…


「そんな事無いよ」
誰かの声がした。

少年が顔を上げると緑の世界が広がっていた。


こんにちは、風丸。


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